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注目される背景

なぜ今、米粉がこれだけ注目されるのか

米粉(こめこ)とは、その名のとおりお米を製粉したもので、穀粉(こくふん)ともいわれ、
日本では昔から和菓子や米菓等に使用されています。

もちろんお米は元来、主食のご飯用として粒食での利用が中心です。
ところが、昭和37年頃までの日本では一人年間120kgのお米を食べていたものが、
今では約60kgと半減してしまい、お米の消費減少に歯止めが掛からない状況下にあります。

こうした中で、幸いにも平成3年、新潟県食品研究所(現:新潟県農業総合研究所食品研究センター)が、うるち米の微粉化技術を開発、従来から和菓子に使われてきたお米の粉とは異なる、
粒子が細かく小麦粉の代替にできる画期的な米粉の技術開発を完成させました。

何よりも、日本人の体質、元来の食文化に回帰できるお米を「新規紛体利用」することで、
消費者の要求でもある現代の食生活に沿いながら、従来からの粒食(ご飯)に加え、
粉食としても新規活用していくことが可能になったのです。

わが国の食料自給率は主要先進国の中で最低水準

なぜ今、米粉がこれだけ注目されるのか
注:数値は、平成15年度(日本は18年度)

世界の人口、食料需給の見通し、栄養不足人口

・開発途上国を中心とする人口増大

 

1950年

2000年

2005年

2015年

2025年

2050年

世界計

25億人

61億人

65億人

73億人

80億人

92億人

【2006年国連人口推計】

・食料消費水準の高度化に伴う飼料穀物需要の増加

畜産物1kgの生産に要する穀物量(とうもろこし換算での試算)

鶏卵

鶏肉

豚肉

牛肉

3kg

4kg

7kg

11kg

(注)実際に使われる穀物量は飼育方法等により変動する。

・開発途上国を中心に世界では今なお栄養不足人口が存在

世界栄養不足人口 8億5千万人(2001/2003年)

世界の穀物収穫面積、単収の推移、環境問題等

・近年、世界の耕地面積および穀物収穫面積はほぼ横ばい

穀物収穫面積6.5億ha(1961~63年)→6.7億ha(2002~2004年) 【FAO「FAOSTAT」】

・近年、単収の伸びは鈍化傾向で推移

1960年代3.0%(年率)→70年代2.0%→80年代1.7%→90年代1.3% 【FAO「FAOSTAT」】

・森林面積の減少

熱帯地域における森林面積の減少
1,230万ha/年(1990~2000年の平均)※日本の国土面積の3分の1に相当 【世界森林白書(2001年)】

・農業用水使用量の増大

今後30年間で、発展途上国における灌漑面積が23%、利用量が14%増加する見込み
【FAO Crops and Drops(2002年)】

・その他の生産制約要因

地球温暖化
化石エネルギー源を重視する現状の高成長社会が続いた場合、
21世紀末(2090~2099年)までに平均気温は2.4~6.4℃上昇し、大雨・干ばつが増大
世界的な潜在的食料生産量は、地域の平均気温の1~3℃までの上昇幅であれば増加するが、
それを超えて上昇すれば、逆に減少に転じる

農産物貿易の不安定性と世界の食料需給の中長期的な見通し

農産物は天候などにより生産が大きく変動しやすく、
また少数の特定の国・地域が主要な農産物輸出について大きな割合を占めており、
世界の食料需給、農産物貿易は不安定な側面が強いという特性があります。

・消費についての見通し

長期的には、世界の人口は、発展途上国を中心に大幅に増加し、現在の65億人が2015年には73億人、2050年には92億人に達すると見込まれています。
また、今後、発展途上国でも畜産物の消費が拡大することが予想されますが、畜産物の生産には大量の
飼料穀物を必要とすることから、今後、世界の食料需給は大幅に増加するものと見込まれます。

・生産についての見通し

供給については、今後は、農用地面積の拡大に限界があること、砂漠化の進行などの環境問題が深刻になってきていることから、生産の大幅な増加は困難となる恐れがあります。

このようなかつてない食をめぐる急激な変化に今、日本で唯一生産余力があり、全国の多くの農家の方々が生産拡大を切望してきた『お米』こそがまさに救世主なのです。

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