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米粉の特徴

米粉を使用したウィーツ

昔から和菓子や米菓等に使用されている米粉

米粉と食パン
米粉(こめこ)とは、その名のとおりお米を製粉したもので、穀粉(こくふん)ともいわれ、日本では昔から和菓子や米菓等に使用されています。
もちろんお米は元来、主食のご飯用として粒食での利用が中心です。
ところが、昭和37年頃までの日本では一人年間120kgのお米を食べていたものが、今では約60kgと半減してしまい、お米の消費減少に歯止めが掛からない状況下にあります。

こうした中で、幸いにも平成3年、新潟県食品研究所(現:新潟県農業総合研究所食品研究センター)が、うるち米の微粉化技術を開発、従来から和菓子に使われてきたお米の粉とは異なる、粒子が細かく小麦粉の代替にできる画期的な米粉の技術開発を完成させました。

何よりも、日本人の体質、元来の食文化に回帰できるお米を「新規紛体利用」することで、消費者の要求でもある現代の食生活に沿いながら、従来からの粒食(ご飯)に加え、粉食としても新規活用していくことが可能になったのです。

栄養価と特性

グルテンフリー
グルテンフリーの商品はアレルギーの心配はいりません。
当社の製品は小麦粉を一切使用していないグルテンフリーの商品がありますので、アレルギーをお持ちの方や小さなお子様でも安心してお召し上がりいただけます。

グルテンフリーとは、グルテンを含む食品を接種しないようにするライフスタイルのこと

私たちが普段よく口にするパンやパスタなどは、小麦粉が主原料です。小麦粉には「グルテニン」と「グリアジン」というたんぱく質が含まれているのですが、小麦粉に水を加えてこねることで、この2つが絡み合い「グルテン」になります。

グルテンには食品をふっくらさせたり弾力を持たせる性質があり、パンやケーキなどのお菓子のやわらかさはグルテンによって生み出されています。
グルテンフリーの食パン
グルテンフリーは、その生活への影響から食意識の高い人々から支持されています。
そもそもグルテンフリーは、セリアック病患者の食事療法として開発されました。セリアック病とは、グルテンを接種することで腸の細胞が破壊されてしまい、腹痛や倦怠感など様々な不調が出てしまう病気です。

日本ではセリアック病患者は多くありませんが、小麦アレルギーを患っている人は必然的にグルテンフリーを実践していました。

そして、近年ではセリアック病や小麦アレルギー患者ほどでなくても、グルテンを接種することでちょっとした倦怠感や頭痛を引き起こしてしまうグルテン不耐性の人が多くおり、気づかずに生活していることがわかってきました。

慢性的な不調の原因がグルテンで、グルテンフリーを実践することで体質が改善したり、肌がきれいになった人たちがたくさん出てきたので、グルテンフリーは食や健康意識の高い人に支持されることとなりました。

新潟製粉の米粉の特徴

新潟製粉の米粉は小麦並の大きさで、小麦粉との相性も良く、加工適性に優れます。
微細製粉技術で丸くて小さい、新しい米粉を製粉しています。従来の製粉技術では米粉の表面はザラザラしていて、小麦粉よりも大粒でした。

新潟製粉の製品は新潟県が技術開発した独自の「微細製粉技術」によって旧来の製法で製造された米粉とは異なり、
小麦粉並みに細かいため加工用として優れています。
また一部の研究結果において小麦粉との比較での栄養価の優位性や、エネルギーの持続性などが報告されています。

栄養価

良質なタンパク質を多く含み、栄養価が高い。
消化が緩やかなため、血糖値の急激な上昇がなく、腹持ちも良いです。

機能性

  • 油を吸いにくいため、てんぷらやから揚げなどに使用すると、油っぽくなくさっぱりとヘルシーに仕上がります。
  • 冷凍・冷蔵による保存性に優れ、パンなどはあたためなおすと焼きたてと同じような食感が味わえます。
  • シチューやスープなどでは、米粉を水で溶いて加えるだけでカンタンにとろみをつけることができます。
  • 小麦粉のかわりにグルテンを含まない米粉を使用することで、アレルギー対応食品としても利用できます。